畠中恵の『こいしり』買いました。読みました。 私信>英雄の書と一緒に貸すね。
この人の書く人間は悪人が居ない。(殺人犯とかは抜かしてね)
あったかくて、真っ直ぐで、ドロドロした裏表が無い。
実際はこんな人間居ないと思うんだけど、人間関係に疲れてしまった時にはとても安らげる。
人の優しさとか仲間の大切さとか、そういったものを信じたくなる。
どっぷりとマイナス思考に陥ってしまったときとかに読むと良い。
『大体清十郎は、麻太郎の友なのだ。親友なのだ。だから喧嘩中であろうと、周りから止められようと、ここぞというときは力を貸すものだと麻太郎は主張する。 「友とはそんなものだろうが」』
さらっとこういう事言っちゃえるって、すごいよね。
そしてそれを微塵も疑ってない。相手もそれを当然のように思ってる。 いいなぁ、こういう関係。
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