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このあいだ、野阿梓の『伯林星列(ベルリンコンステラティオーン)』と 長野まゆみの『左近の桜』を立て続けに読んだのです。

いや~… 同じような題材を料理しているのに、ここまで違うもんかとちょっと茫然。


野阿梓は耽美、というか淫靡な作風の方で、少年を題材にすることが多い。
この方が男だと知った時にゃ、そりゃあもうびっくりしたもんだ。

『伯林星列』も少年をドMの性奴隷に陥れる話なんだけど、調教のシーンがけっこうキッツイ。
なんというか、女の人が書く調教シーンは 「ああぁ~ん!」って感じなんだけど、男が書くと「ぎやああああぁぁ!」 っていう感じ? 肛門が痛そうなの。 

SM調教に興味がある人は読んでみると楽しいかもしれませんが、かなりハードなのでソフトSMで満足している人にはお勧めできません(笑)


長野まゆみはやはり少年愛を好んで書く人なのですが、文章は真逆。
ふわふわとした精神的な寄り添いみたいな、ちょっとレトロな書き方の文章が面白い。
直接的な表現で無く、まるで桜が散るさまを見るように現実的でない、行為があったかどうかわからない行間を読むタイプの作家さん。雰囲気を読む本なので、物語の整合性を考えてはいけない(笑)

『左近の桜』 は、やっぱり同じくらいの少年(17歳くらい)が『女』としての性に目覚めていく話なんだけど、(あれ?そうなのかな?) まるで真綿でくすぐられるようにそっと少しづつ目覚めていくんだ。
大事に大事に硬いつぼみが開くのを愛でているような感じ。
現実と幽界が交差するような、一夜の夢みたいな交わりを繰り返していく。


男と女の書く違いというよりは、書く人の性癖なのかな?
無垢で綺麗なものを汚し、貶めることに興奮を覚えるタイプと、大切に慈しんで磨き上げることに満足を覚えるタイプの違いなのかしら?


私はまぁ、肛門性交をあんまり写実的に書かれると興醒めするほうなんで、長野まゆみのほうが好きだな。


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